トライオートETFではレバレッジを「5倍」まで設定することができます。
現在レバレッジなし(1倍)の銘柄を選び自動売買設定をしている方は、
取引ツール上部のレバレッジなし(1倍)をクリックして、申請画面より変更できます。
ただし、レバレッジあり(5倍)からレバレッジなし(1倍)への変更はできないので、
そこだけ注意が必要です。
私は現在レバレッジ「3倍」のナスダック100「トリプル」スリーカードも、
運用しているのでレバレッジ「あり」になっています。
ここで運用においてもレバレッジの注意点を2点感じました。
1.日本株ETFでレバレッジ「なし」はあまり意味がない
2.レバレッジ「あり」で長期保有は避ける
まずトライオートETFでは元本の為替リスクヘッジのために「金利」コストをかけていますが、
日本銘柄はもともと「円」で取引できるので、金利は不要なコストになります。
ですのでレバレッジなしで日本株ETFを売買するなら、
手数料が安い国内証券会社を利用すれば金利コストをかけずに済むからです。
(岡三オンライン証券、SBI証券、楽天証券、松井証券など)
逆に日本株ETFをレバレッジ3倍以上にした場合は、信用取引より資金効率が高くなります。
(信用取引は証拠金の3倍まで、トライオートETFのレバレッジは5倍までですので)
トライオートETF | 現物ETF | |
---|---|---|
金利 | 1.25%以下 | 2.1%~3%程度 |
レバレッジ | 5倍 | 3倍 |
このように「1.25%以下の金利で5倍の資金効率」になることはメリットです。
トライオートETFで扱う日本銘柄は以下です。
東証銘柄 | 特徴 |
---|---|
TOPIX連動型上場投資信託 (TOPIX連動ETF) | 東証株価指数に連動します。 東京証券取引所第一部上場株式銘柄が対象で、 日本を代表する株価指数です。 |
日経225連動型上場投資信託 (日経225ETF) | 日経平均株価に連動します。 日本の株式市場の代表的な株価指標です。 |
日経平均レバレッジ上場投信 (日経レバ) | 野村アセットマネジメントが提供しています。 レバレッジが加わり、より利益を追求します。 |
日経ダブルインバース上場投信 (日経Wインバ) | 日経平均株価やTOPIXなどの原指数と、 反対の値動きに連動します。 ダブルはレバレッジを2倍にしたイメージです。 |
次にレバレッジのある銘柄は「レバレッジド銘柄」「レバレッジ型ETF」などと呼ばれていて、
公式ブログには以下の見解が明記されています。
複雑な設計でこういった値動きを実現しているため、
レバレッジ銘柄はエクスペンスレシオ(経費率)が一般的に高めに設定されており、
長い期間の投資には向いていません。また、原資産に対して2倍や3倍といった動きをするのは1日の中だけでの話で、
複利効果やエクスペンスレシオの関係から、2日以上保有した場合の価格の動きは純粋な倍率ではなくなってしまうことがあり、短期売買専用の銘柄とも言えます。
運用中のナスダック100トリプルスリーカードは1週間で「+31,390円」の利益ですが、
含み損失も大きくなりやすいので、最大3ヶ月くらいの短期売買で考えています。
逆にレバレッジなしのMSCIワールドを同時に運用してリスクヘッジしています。
(利益は現状+1,605円ですが含み損失も小さく、中長期運用に適した銘柄なので)
レバレッジに関してまとめます。
1.日本銘柄は「3倍」以上が資金効率が高い(なしなら証券会社へ)
2.レバレッジありは「短期売買」がおすすめ
3.レバレッジありを長く持つなら、なしで中長期向けの銘柄でリスクヘッジ
レバレッジは自分の資金以上の取引ができて利益が生まれやすいですが、
その反面損失の影響も大きいので欲を出し過ぎずに運用していきます。