株主優待のタダ取り(クロス取引、つなぎ売り)
をするときは、
「現物買いと信用売りの同数注文」
をしますが「逆日歩」(コスト)がポイントになってきます。
タダ取りとは?
=価格変動リスクなしで優待を保有すること
(買いと売りを同数同時に注文しますので)
信用取引(売り)とは?
=株券を借りて貸株料金利を払って行う取引
信用取引の種類は?
1.制度信用取引(権限は取引所)
2.一般信用取引(権限は証券会社)
逆日歩とは?
=制度信用取引で発生する取引コスト
なぜコストが発生するのか?
=信用取引の売り数が増えて株が不足する場合があるから
(銀行、保険会社、大株主などから借りてきます)
当然タダで貸してはくれませんので、
この時に発生するコストが逆日歩です。
逆日歩はいくら?
=売建時に正確に分からない(ここがネック)
(1株単位で1日ごとに発生)
(逆日歩日数からある程度の計算はできますが)
「株主優待利益=優待の価値−手数料」
(手数料)
1.現物株式の買い手数料
2.信用新規売り手数料
3.貸株料
4.信用と現物の配当金の差額
となりますので、
「逆日歩コストはない方が利益は高くなる」
(あと面倒なコスト計算もなくなります)
といえます。
ここで、
「一般信用取引は逆日歩が発生しない」
ので、
一般信用でのタダ取り(クロス取引、つなぎ売り)
についてまとめてみます。
一般信用取引きができる証券会社は?
=以下の3社のみ
(2015年4月15日時点の取扱銘柄数)
1.カブドットコム証券(2220銘柄)
=長期(1338銘柄)+短期(882銘柄)
2.松井証券(785銘柄)
=長期のみ
3.SBI証券(53銘柄)
=短期のみ
長期=返済期限・最大3年
短期=返済期限・最大13日
以下、実際の取引の流れです。
(カブドットコムの公式案内より)
3.権利確定日の取引終了(15時)まで保有して権利確定します。
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私もカブドットコム証券口座持ってます。
一般信用取引はカブドットコム証券がおすすめな理由は、
・一般信用銘柄数国内証券1位
・長期と短期両方扱っているのがカブドットコムだけ
となります。
詳細はこちらの公式サイトもご参考ください。
(公式)カブドットコム証券
また、
1.自社優待あり(物株式取引の委託手数料を割引)
2.つなぎ売りで優待タダ取りも可能
3.IPOに強い(MUFGグループは主幹事常連)
の点でカブドットコムは是非持っておきたい
証券会社だと思います。